文字体系(表音文字/表意文字/表語文字)について

みなさん、ここでルシェルが文字体系について説明するだワン(^^♪

 

いわゆる「文字」といわれるものは、大きく分類すると以下の3つになるだワン!
①表音(ひょうおん)文字 ・・・ 一つの文字で音素(おんそ)または音節(おんせつ)を表す文字体系のこと。
②表意(ひょうい)文字 ・・・ ひとつひとつの文字が意味を表している文字体系のこと。
③表語(ひょうご)文字 ・・・ ひとつひとつの文字が意味だけでなく、発音(はつおん)も同時に表している文字体系のこと。

 

ちょっと難しいので、桃舟先生の「桃」を例に説明するね。
①表音文字の代表例は「アルファベット」「ひらがな」「カタカナ」ね。
A、B、C、あ、い、う、カ、キ、ク、など一つの文字では意味を表せないけど、「PEACH」「もも」「モモ」といったように文字を組み合わせることで、「PEACH」「モモ」「もも」といった単語(たんご)や音(おん)に変換して意味を表すの。
「ひらがな」「カタカナ」の場合は表しているのは音なので、「もも」や「モモ」と書いていても、フルーツの桃ではなく、「太もも」や「モモ肉」を想像する人もいるかもしれないよね。

 

②表意文字の代表例は「アラビア数字」ね。
1、2、3、は意味(数)を表す文字で、文字の発音を表すものではないの。アラビア数字は世界中で使われていて、読み方はそれぞれだよね。
他の例では、「絵文字」や「顔文字」も表意文字に分類されるの。「🍑」は桃を表しているけど、何と読むかは読む人の自由だよね。

 

③表語文字の代表例は「漢字」だワン。
「桃」という一文字で桃🍑のことを意味していて、同時に「もも」「トウ」といった発音も表し、言葉(語)になっているので表語文字といわれるの。
ちなみに、古代エジプト文字も表語文字に分類されるそうなの。

 

文字には表音文字(アルファベット、平仮名、片仮名、ハングル・・・)や表語文字(漢字)があるんだけど、日本だけがその両方を使いこなしているの。
中国から伝わってきた漢字から、平仮名や片仮名といった日本独自の文化を新たに生み出して来たの。だから、日本語は世界の中でも、もっとも難しい言語とされてるのよね。
日本人って本当に器用な民族なのね (^^♪