桃舟の漢字ハウス第2回

お待たせしました。本日のゲストは『身【み】』さんです。
『身』さん、簡単に自己紹介して頂けますでしょうか?

初めまして、わたくし『身【み】』でございますわ。✨
西周(せいしゅう)時代〔紀元前(きげんぜん)1,100年頃~紀元前771年〕の青銅器(せいどうき)に鋳込(いこ)まれている金文(きんぶん)として生まれましたのよ。
年齢は約2,800歳になります。
照れてしまいますわ(〃▽〃)ポッ

ところで、なぜこのような形になって生まれてきたのですか?

わたくし『身』は、お腹の大きな人を横から見た形ですのよ!!
なんとそのお腹の中には赤ちゃんが入っておりますの。まぁ身ごもっている状態、つまり妊娠しておりますのよ(*^_^*)

えー、それは素晴らしい。神秘的(しんぴてき)ですね。
私と同じ脂肪かと思っておりました。

あら、失礼な!(笑)
みごもる」の意味から「からだ」の意味に用いるようになっていったのですわよ。

もとは妊婦さんのお姿だったのですね(^^♪
その他に特徴はありますか?

身ごもっているということは、わたくしは女性でございます。

確かに男性では産めませんよね。
ところで、『身』さんにちなんだ言葉とかありますか?

そうですね~。
「人身受け難し、今すでに受く」と書いて何て読むかご存知?

「にんじんうけがたし、いますでにうく・・・」ですか?

はい、よくご存知で!! ほとんどの人は「にんじん」のところを「じんしん」とお読みになるのよ。
こちらはお釈迦様のお言葉なのですが、仏教が日本に伝わったころに「呉音(ごおん)」と呼ばれる発音で伝えられましたの。
例えば、「お寺を建立(こんりゅう)する」とか言いますが、この「こんりゅう」という読み方も「呉音」なんですわ。

ここでルシェルが漢字の音について説明するワン。
でも、ちょっと長くなるので、こちら のページで説明するだワン。
時間があるときに読んでみてね。

ところで、「人身受け難し、今すでに受く」意味はご存知かしら?

「生まれ難い人間に生まれることができてよかった」というような意味だったかと思うのですが。
以前、ある病院の院長先生から聞いたことがあります。

その通りですわ。
この言葉は、「ありがとう」の由来にもなった言葉で、無数の命の中から人間に生まれる有難さ(有ることが難しいこと)をお釈迦様(おしゃかさま)が説いたものですの。
それくらい人の命は尊いものであり、人として生まれてきたことに感謝し、大切に生きないといけないということ。
と私は思いますのよ。

とても深みのある素晴らしいお言葉です。すごい確率で生まれてこれたので、この頂いた命を大切に生きていかねばと思います。

素敵な言葉!!『人』さんと『身』さんのコラボですね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
『身』さん、ありがとうございます。
『身』さんの知り合いで同じような境遇(きょうぐう)の方はいらっしゃいますか?

そうですね~、では次回のゲストとして私のお友達の『』さんをご紹介させていただきますわ。

ありがとうございます。
できましたら皆さんに何かヒントをお願いします。

』さんのお腹の中には私よりも大きな赤ちゃんがはっきりと表れていますのよ。
皆さんお考えあそばせ!!
では、ごきげんよう!!

それではみなさんまた次回お会いしましょう!

『身』さんのプロフィールは こちら にまとめてあるから、見て欲しいのだワン!!

 

桃舟の漢字ハウス第3回は こちら だワン!