桃舟の漢字ハウス第24回
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お待たせしました。 |
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ジャジャーン! |
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自分が『夏【なつ】』でごわす。 |
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『夏』さんこんにちは。 |
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よかよ。 |
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『春』ちゃんもそうだったのですが、『夏』さんも生まれた頃と今の姿ではだいぶイメージが違いますよね? |
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それ、よう言われる。
<金文>
<小篆>
どう見えるかのう? |
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なんか顔が大きいだワン! |
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ルシェル、ちょっと失礼じゃない!? |
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よかとじゃ。 (^^ |
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ルシェルの目に狂いはなかっただワン! |
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そうでごわす。 |
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でも、どうして季節の「夏」を表すようになったんですか? |
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自分もよーわからんのだが、「夏」という字には「大地を覆(おお)う」といった意味も持っておって、夏は緑が茂り大地を覆うやろー、じゃから夏の季節を表すようになったと言われとるんじゃ。 |
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へぇ~、そんな意味があったなんて知りませんでした。 |
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確かに夏はいろんな人やものが大きく成長するイメージがあるだワン! |
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他にも、「夏」には中国を表す意味にも使うことがあるんじゃ。 |
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『夏』どんって、すごい偉い漢字さんなんだワン! |
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そういわれると何だか照れるでごわす。
<隷書>
<草書>
<行書>
<六朝楷書>
<楷書>
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もうすっかり今の『夏』さんですね。 |
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ところで、『夏』と言えば真っ先に何が思い浮かぶかの? |
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海ですね~。
他にも七夕、お盆、夏祭り、浴衣、花火、向日葵(ひまわり)、そして猛暑(もうしょ)、まだまだたくさんあります! |
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ルシェルは暑いのは嫌いだワン!! |
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ルシェルはモフモフの毛皮を着てるもんね。 |
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ルシェルちゃんにとっては「夏」は辛い季節なんだね。 |
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暑いのは嫌いだけど、夏は好きだワン! |
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他にも夏の風物詩を思い出しました(^^♪ |
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ルシェルは寝苦しい夜だと「おまえら黙れっ!」て思うだワン! |
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ルシェルっ! |
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つい本音が出ちゃっただワン。 |
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ルシェルちゃんは感性(かんせい)が豊かなんだね。 |
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桃舟先生といるからかもしれないだワン。
最初は不思議だったけど、これが自然とともに生きていくってことなのかとルシェルも思っただワン! |
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ルシェルったら、そんな目で私を見ていたのね。 |
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「夏は夜」なのだワン! |
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ルシェルちゃんさすがでごわす! |
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真夏の日中は暑くてルシェルは外に出れないから、早朝か夜に散歩に行くことが多いのだワン。 |
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「夏は夜。月のころはさらなり、闇(やみ)もなほ、蛍の多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くも、をかし。雨など降るも、をかし」 |
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ステキだワ~ン♪ |
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枕草子が書かれた平安時代には街のネオンや街灯もなく、暗闇を照らすのは月あかりのみ。
夜空の星空もさぞ眩(まぶ)しかったことでしょうね。 |
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目を閉じて、耳を澄ませば、自然の、そして宇宙の声が聞こえてくるだワン! |
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みんなに「自然」を、そしてもうすぐやってくる「夏」を感じてもらえたら嬉しいでごわす。 |
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『夏』さん、四季レンジャーのみなさん、今日はありがとうございました。 |
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次回もまた来るんで、よろしゅう頼むでごわす。 |
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『夏』さんのプロフィールは、こちらにまとめてあるので、見てほしいだワン! |
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皆様にとって素敵な『夏』になりますように(^^♪
桃舟の漢字ハウス第25回は こちら になります。 |